「ITパスポートの資格を取得したいけど何から手をつければいいかわからない」
「ITパスポートの効率的な学習方法を探している」
「難易度は低めと聞いていたけれど、勉強をはじめるとわからないことが意外と多い」
どの資格でもをいざ資格取得に向けて取り組もうとすると悩みますよね…。
本記事ではテキストと問題集のみで資格予備校に通うこと無く、ITパスポート試験を独学で勉強し、9割以上の得点で合格できた私の体験記及び勉強方法を紹介します。
本記事が少しでもITパスポートの資格を取得される皆さんの役に立てば幸いです!
ITパスポート(iパス)とは
はじめに、ITパスポート試験(iパス)を皆さんはご存じでしょうか。
ITパスポート試験は、”ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験”です。
本資格試験は国家資格ですので、「情報処理の促進に関する法律」という法律に基づいて、
かの有名な団体であるIPA(情報処理推進機構)が実施しております。
ちなみに、あとで紹介しますが、使用したテキストと教科書はこちらの3冊です。
(問題集は下期版が最新なので最新のほうを貼り付けています)
ITパスポート試験を受験したキッカケ
勉強方法の前に、
・そもそもなぜ社会人の私が、ITパスポート試験を受験しようと思ったのか?
・実際、受験してみてどのようなメリットがあったのか?
を紹介したいと思います。
私は、ITベンチャー企業で企画・マーケティング担当者として勤務しておりますが、
「IT」と「経営」を理解している裏付けの1つとして、
ひっそりと「ITパスポート試験」を2018年6月頃に受験してきました。
ちなみに、完全に独学で勉強したのですが、90%以上の点数で余裕の合格ができました!
「ITパスポート試験を勉強している」とチームメンバーに言ったら、
「いまさらITパスポート試験かよw」と小馬鹿にされがちなのですが、
個人的には今回あえて受験してみて良かったと思っています。
というのも、60%の合格ラインを取るのであれば、
かなり基礎的な内容の勉強で余裕なのですが、
深い部分まで学ぼうと思い本気で勉強しなおすと、
これまで理解が浅かった部分を再学習できたのでオススメです。
例えば、以下のような内容が試験内容となっています。
・損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、キャッシュフロー計算書(C/F)などの財務諸表に関する問題
・要件定義、システム設計、WBS、アローダイアグラムなどのシステム開発やプロジェクトマネジメントに関する問題
・CPU、仮想化技術、データベース、セキュリティ、などのコンピューターや通信技術、開発技術に関する問題
これら、「ビジネス」「マネジメント」「テクノロジー」に関する基礎的な部分で
理解が浅かった部分の知識を一気におさらいできるので、
個人的には良かったなあと思っています。
前置きが長くなりましたが、
さっそく独学の学習でどのように9割以上の得点を取得して合格出来たのか?
をご紹介していきます!
Iパス試験を独学で9割合格した勉強方法
僕が独学でITパスポート試験を受験し、
無事に合格できた方法は、大きく①〜③の3つの工程に分けられます。
①:教科書を3周読む
②:過去問を1年分解く
2-1:勘で解いた問題、間違えた問題にチェックする
2-2:間違えた用語、解説を読んで知らない用語のキーワードをノートにメモ
2-3:メモしたキーワードを1つずつ確認(問題集の解説分、要点整理BOOK、教科書の3冊を並行で読む)
③:②の工程を繰り返す
これだけです!
通勤中の電車の中や、退社後にカフェで勉強したりと、
勉強時間でいうと合計60-70時間ぐらいは学習に費やしたと思います。
それでは、1つずつご説明していきます!
①:教科書を3周読む
まずは、全体の学習範囲を頭にいれるために、
ITパスポートの基礎的な知識を網羅してくれている教科書を3回読みました。
ちなみに、移動中も読みたいという方は、Kindle版も出ているので、そちらもオススメです。
私はもともと仕事で経験していた範囲が多く、基礎知識があるほうだったので、3回で済みましたが、「教科書7回読み」という手法が一般的らしいので、未経験の方は7回読み込むことをオススメします。
この合格教本をまずは7回読み込んで、ある程度学習範囲の知識を付けておくと、
そのあとの過去問演習が効果的になるので、まずは頑張ってください!
②:過去問を1年分解く
次に、過去問を1年分解きます。
こんな感じで、回答を隠しながら解いていきます。
過去の実際の試験問題をまとめてくれている問題集が販売されているので、
こちらを活用すると効率的に独学が進むと思います。
ただし、解き方にもポイントがあって、何も考えずに解いていくと、学習効率が悪いので、
「効率的に独学するための方法・コツ」を紹介します!
2-1:勘で解いた問題、間違えた問題にチェックする
ITパスポート試験に限らず、問題集を解く目的は、「私の苦手分野・知らない部分を明確にすること」です。
なので、問題を解いていて、間違えた問題やなんとなくカンで解いた問題はすべてチェックを付けておきます。
こんな感じで間違えた問題やなんとなくカンで解いた問題などの
理解が曖昧だと感じた部分には、解きながらチェックをつけています。
2-2:間違えた用語、解説を読んで知らない用語のキーワードをノートにメモ
先程の問題集は見開きで問題と回答が見える形式になっており、
解いたあとにすぐ回答と解説を読めるのが魅力です。
答え合わせをしたあとは、すぐに回答と解説を読み、
間違えた問題の用語、知らない用語がでてきたら、全てノートにメモします。
この時、用語にアンダーラインを引いておくと、復習時に役立ちます。
私は、当初から9割合格を目指していたので、
出てきた用語で知らない用語はニッチな用語でも全てメモしていました。
2-3:メモしたキーワードを1つずつ確認
そして、1年分解き終わったら、メモしたキーワードを1つずつ復習して頭に叩き込んでいきます。
「多読」という読書法があるように、
いろんな角度の説明を読んだほうが良いと思っていたので、
問題集の解説分、要点整理BOOK、教科書の3冊を同時並行で読むようにしていました。
※要点整理BOOKは、先程の問題集にセットで付いてきます…!!
③:②の工程を繰り返す
そして、問題集には5回分ほどの試験問題が掲載されているので、
②の工程を繰り返して、いろんな問題への対応をしつつ、
不足している知識を補っていきます。
ポイント
ポイントとしては、以下のことがあります。
※試験まで時間がない時や読むだけでは集中力が持たない場合は、①を省いてもOK
※まとまった時間が取れない場合は、過去問サイトで②と同様のことをやってもOK。その場合、キーワードはEvernoteにメモる
※複数の解説を参照する理由は、複数の説明文を読むことでより深い理解を得るため(多読に近い)
※基本情報技術者試験、プロジェクトマーネジャ試験などの他の試験勉強にも応用可能
さいごに【体験談】ITパスポート試験を独学で合格した勉強方法&勉強時間
以上が、ITパスポート試験を独学で9割合格した私の勉強方法ですが、いかがでしたでしょうか。
最初にご紹介したように、ITパスポート試験は、簡単そうに見えて、実は学べることがたくさんある資格試験です。
およそ6割が合格基準点らしいので、合格自体は比較的楽勝な資格です。
ぜひ、この勉強方法を使って、資格予備校に通わずとも高得点での合格を勝ち取ってください!
本記事が読者の皆さんのために少しでも役立てば嬉しい限りです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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