「正しさ」よりも「I Think…」が重要な場面も多い

とある金曜日、友人と久しぶりに再開して、飲んでいました。
その際に大きな気付きがあったので、記録として残しておきます。

課題に気づいた日

飲み会の際に、友人の指摘により、自分が陥っている大きな課題に気づくことができました。
その課題というのが「尖ってないフツーなヤツ」になっているということ。

たしかに、ネット上では色々と情報発信をしており、
目標であったブログの収益化も成果も出せているし、PM記事のインプット目標も順調に達成しているし、ネット上の活動は順調であることは友人にも伝わっていました。

ただし、現実世界で彼から言われたのは、
「Twitterやブログ上のお前とは違う。リアルで会うと尖ってない。以前のお前みたいな”負けん気”とか”鋭さ”が無くなっている。」
という言葉でした。

そんな指摘をもらうぐらい、「尖ってないフツーのヤツ」に成り下がっていたことに気づきました。

自分も、リアルの場ではうまく自分の考えを伝えることができないモヤモヤ感を、ここ1,2年は抱いていたので、
ここで友人から貰った指摘内容を具体的に考えた上で、対策をしてみました。

改善前の自分

「尖ってないフツーなヤツ」というのはどういうことなのか?
具体的に考えてみました。(以下にあげたことを、改善前の自分としています)

おそらく、大きく2つに分解できるのかなあと思っています。

①考えていても話さない(話せない)病
②抽象的で掴みどころがない病

それぞれ説明していきます。

事例1:考えていても話さない(話せない)病

「とあるモノ・コトに対する、別の知識・考え」を持っていても発言を控えてしまっていたというのがあります。
 
例えば、現在企画しているサービスについて彼に話したところ、「利用頻度が少ないから厳しいのでは?」という意見を貰いました。

それに対して、「そこは自分も課題だと思っているんだよねー。」という返答で停止してしまい、
具体的に「なぜそれでも大丈夫なのか?」「どのような施策を講じるのか?」
までその場ですぐに説明できませんでした。

これに対して本来であれば
「頻度は低いが単価が高いので、高頻度・低単価の商材と比べても同様の規模が見込めるから問題ない」
であったり、
「利用頻度を向上させるために例えばRoomclipのように使って楽しい要素を取り入れる。インテリアも頻度は低いけど、見て楽しい要素で活性化させて、最終的に物販ECにつなげることで成り立っているので、今回のサービスもこれと同様の仕組みをいれれば問題ないはず」
ということを話して、このサービスでも大丈夫だと思っていることを伝えるべきだったのですが、
会話の時になると、うまくそこまで説明できないという感じでした。

これについては、
「考えていることはちゃんと伝えないと、相手から見ると何も考えてないようにしか思えない」
という当たり前のことですね。。。

事例2:抽象的で掴みどころがない病

次に、抽象的で掴みどころがない病ということで、
「具体例がなく、抽象的な話しかできないため、相手に伝わらない」という課題があります。

これについては、現在も絶賛克服中なのですが、特にビジョンや将来ロードマップを描く仕事を中心にしていたためか、
わりと物事を全体から見たり、単純化して見てしまうクセが自分の中についています。

これについては、まだうまく説明できないのですが、
なにか主張をした後は、それで終わりにせず、具体例をつけるようにする訓練をする必要がありそうです。

例えば、「太郎くんは走るのが速い」という主張をした場合を考えてみましょう。
聞き手が、クラスでリレーの選手になるレベルの走力の人を想像するのか、全国大会で優勝するレベルの走力の人を想像するのかによって、全然解釈が異なってきますし、「それってどのレベルの速さを言ってるの?」という疑問も浮かびます。

なので、相手により鮮明に伝えてイメージをしてもらうためには、
「太郎くんは走るのが速いです。具体的には、50m走を5秒台で走れるレベルで、県大会で余裕の1位、全国大会でも上位になるレベルの速さです」
という形で、具体的にどのぐらい速いのか?まで伝えれば、太郎君がどのぐらい速いのか、がよりイメージできます。

すごく当たり前の話をしているように思えますが、
自分は、具体例の説明を省略して、抽象化した主張だけを伝えてしまうクセがあるため、
結果的に「抽象的で掴みどころがない話をしている人」になっているのかなあと。
このあたりは確実に克服すべき点だと考えています。

これについては、昔の上司からも
「抽象化と、具体化を行き来して、人に伝えるのが君の仕事だよ」
という指摘を日々貰っていたのですが、いまになって意味が理解できた気がします。

この課題を認識して、先週ぐらいから読んでいる本がこちらの「具体と抽象」。
本書はどちらかというと「もっと抽象化を重要視しよう」という主張の書籍ですが、
その理由を”豊富な具体例”で説明してくれているので、抽象⇔具体の行き来の事例がたくさん見れて参考になります。

改善後の自分

まだ改善の途上段階ではありますが、少なからず、指摘前よりは改善できている実感があります。
どのようなことをしたのか?具体的に見てみます。

事例1:考えていても話さない(話せない)病の原因について

これになっている原因は、完全に気持ちの問題だと思っています。
いわば、「コミュニケーション・イップス」とも言えると思っており、
どういうことかと言うと、実際には考えているにもかかわらず、ビビって話せていない。というだけの問題です。

イップスは、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のこと

例えば、さっきのサービスについての例で言えば、考えているのに話せないってのは、
「考えている2つのこと(そもそも単価が大きいから頻度は少なくても問題ない、他アプリを参考に継続利用する施策を講じる)を伝えたときに、もし反論されたら(それ以上は考えていないので)、返すことができない」
と無意識的に思ってしまっているから、結局は考えていることをビビって話せない病になっています。

図解するとこんなイメージ

仮に事前に考えていなくても、
考えながら話すこともできますし、間違っててもいいから考えを発言してみて、逆に相手から指摘を貰って新たな気づきを得るということもできると思います。

なので、「考えていることは間違っていてもいいから、間違いを恐れずに、とりあえずぶつけてみる」という意識付けで改善できると思います。ここは、無駄なプライドやら恐怖心やらを捨てることで、解決できそうな気がします。

実際に対策として試していること

考えているのに話せないという原因は完全に気持ちの問題だったので、間違いやミスを恐れずに、とりあえず思っていることを話すという
かつての自分のスタンスで、コミュニケーションを取るようにしてみました。

・自分の知っていることを相手が発言した時、「○○ですよね」と言うようにした。
・「自分が言っていることは正しいのか」は気にせずに、「ぼくはこう思う」という”意見”としてなるべく話すようにした
・すると、相手も「そうなんだ」とか「でもそれってこうじゃない?」と反応してくれるようになった
・それに対して、自分は「いやでも、こうではないか?」と返すようにして、今までより議論や会話が盛り上がるようになった感じがある

 
例えば最近よくIT界隈で旅行サービスがでていますが、こんな会話がありました。

上司A氏「旅行サービスがなんか最近もり上がってるよね。おれらもなんかやりたいね」

他部署のB氏「でも競合かなり多いから無理じゃないですか?」

自分「参入する分野次第じゃないですかね。もし我々がやるなら、まだ市場に空きのある体験・現地ツアーよりのサービスがいいんではないでしょうか」

上司A氏「たしかに、予約系とかメディア系はすでにプレイヤー多いからね。インバウンドとかは市場も広がっているし、今からでも参入余地がありそうかな?」

自分「体験のメタサーチはまだサービスが少ないようなので、例えば、外国人観光客向けに日本ならではの現地ツアーをメタサーチできるサービスとか面白くないですかね」

他部署のB氏「たしかに隙間狙えばなくはないか」

・・・といった形で、
それぞれが知っている情報や考えを存分に出し合っていくことで、
相乗効果がうまれて、よりよい議論ができました。

おそらく、いままでだったら、

上司A氏「旅行サービスがなんか最近もり上がってるよね。おれらもなんかやりたいね」

他部署のB氏「でも競合かなり多いから無理じゃないですか?」

自分「参入する分野次第じゃないですかね。」以上。。。

ぐらいのしょぼい会話で終わっていたかなと思いますが、
間違いを恐れず、とりあえず話してみる
を心がけた結果、より議論が盛り上がることを実感できました。

まとめ

油断していると、すぐにまた「コミュニケーション・イップス」に戻ってしまいそうなので注意をしながら、
「I Think…(僕はこう思う)」を伝えていこうと思います。

間違っていても良いので、正しいかどうかよりも、
「I Think…」を大事にして、より面白いコミュニケーションができるようになることを目指して!

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