- マーケティングを勉強したいけど何からやればいいかわからない
- マーケティングって難しそう
- マーケティングの良書を探している
マーケティング本といっても基礎から応用まで幅広いジャンルがあり、選ぶのが難しいですよね。
今回は、メガベンチャーで現役マーケッター兼事業企画として働くポールがおすすめする「基礎から実務に役立つマーケティングにおすすめの良書35冊」を紹介します。
今回選定した本は以下の基準で選定しました。
- 実際に私自身が読んで良かったと思える本。
- 実際にマーケティング実務に役立っている本。
- 手元に置いて何度も読み返したい良書、古典。
この記事がマーケティングを学ぶ皆さんの役に少しでも立てば嬉しいです。
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初心者向けのマーケティングに役立つおすすめ本
まずははじめにマーケティング初心者向けに役立つ本を紹介します。
ドリルを売るには穴を売れ
マーケティングにおいて「ドリル」と「穴」の話は有名な話ですよね。
顧客が欲しいものは商品自体ではなく、その商品を手に入れることで得られる価値であるということ。
こちらの書籍はストーリー仕立てで読みやすくとてもわかり易い本です。
マーケティングを学ぶ人の入門書として有名な1冊です。
売れる会社すごい仕組み
本書は、「ドリルを売るなら穴を売れ」の続編的な内容でもあります。
本書の特徴は「売れる仕組みを体系化している点。」
そして、「物語を通じて疑似体験が出来る点。」にあると思います。
マーケティングという複雑な事象を飲食店の事例を元にストーリー仕立てで学べるのでとてもわかり易いです。
特にEC、飲食店、小売業を営む方にはおすすめの1冊です。
白い猫は何をくれた
「ドリルを売るなら穴を売れ」、「売れる会社すごい仕組み」の続編的な本です。
本書でも同様にマーケティング全般の話から特に競争戦略や個別化戦略について学ぶことができます。
こちらの本の特徴はマーケティング戦略を個人の差別化戦略に落とし込んで具体的なストーリー形式で紹介している点です。
図解実戦マーケティング戦略
超実践的なマーケティング戦略の手引書です。こちらの本の特徴はマーケティング理論を5つの戦略フレームに落とし込んで、実践ベースで使える理論に展開している点です。
こちらの本もスモールビジネスなどの自分で事業を営む方には特におすすめの1冊です。
世界一わかりやすいマーケティングの本
「世界一わかりやすい」というだけあり、マーケティングの基本が具体例や表を交えて分かりやすく解説されているため、マーケティング初学者にはおすすめの本です。
マーケティングの基礎要素を具体例とともにわかりやすく紹介。マーケッター以外の人にも読んでほしいマーケティング入門として必読の1冊。また、売るためのテクニックや営業手法についても記述されており、販売戦略や営業企画の人にもおすすめ。
100円のコーラを1000円で売る方法シリーズ3冊
タイトルにもなっている売る方法ですが、答えは「付加価値」です。
「なぜ10倍の価格にしても売れるのか」というビジネスの仕組みをストーリー形式で紹介しています。
主人公がマーケティングに関して少しずつ成長していく様子を見ながら、疑似体験できるので入門本としてわかりやすい1冊です。
売れるもマーケ、当たるもマーケ マーケティング22の法則
マーケティングの基礎が詰まった学びの多い古典。30年近く前に販売された本書であるが、現代にも通じる原理原則がまとめられています。事例を元に非常にわかりやすくまとめられています。戦略形成において必見の書。
マーケティング全般に役立つおすすめ本
インサイト
インサイトとは一言でいうと消費者の本音。
本書では消費者インサイトとは何かをわかりやすく説明しています。
具体的なケーススタディに、ハーゲンダッツや男性用ひげ剃りSchick(シック)を取り扱っており、身近なブランを事例にインサイトを理解することができます。消費者インサイトとは何かを学ぶ入門書としておすすめ。
マーケティングゲーム
全マーケッター必読の書。マーケティングの先進企業において実践されている原理・原則やテクニックを、極めて網羅的に、豊富な実例と共に、わかりやすく紹介されています。
また、流通販促、消費者プロモーション、協賛活動など各章ごとに具体的なプロモーション戦略、戦術も描かれており、定期的に読み直したい本。ちなみに翻訳者はあの伝説的マーケッターの足立光さんです。
世界的優良企業の実例に学ぶ 「あなたの知らない」マーケティング大原則
前述したマーケティングの名著「マーケティング・ゲーム」の共同翻訳者二人が、今の時代のマーケティングに併せて執筆した教科書的な本。具体例が豊富でわかりやすく、読んでいて著者と一緒に働いているような疑似体験ができます。
また、本書で書かれているマーケティングの内容はとても幅広く、マーケティングにおける戦略や考え方から、広告企画の立て方進め方、PR、口コミ、SNS運用、イベント運営など、全領域をカバーされており、非常にわかりやすいです。
新版MBAマーケティング
グロービス経営大学院より出版されているマーケティングを体系的に理解するための教科書的な本。各章ごとにケーススタディがあり、ケースを読みながら自分の頭で考えることでより理解を深めることができます。実務で詰まったときなどに立ち返りたい1冊。
確率思考の戦略論
P&G出身でUSJにて自身のマーケティング理論を用いて集客人数を600万人増やし、V字回復させた実績を持つ森岡氏が記した全マーケッター必読の1冊。
「ビジネス戦略の成否は『確率』で決まっており、その確率はある程度まで操作することができる」というのが著者の考えです。マーケティングの本質について書かれており、手元に置いて何度も読み返したい1冊。
マーケティングの技法
影響力の武器
本書は「なぜ、人は動かされるのか」について、実験社会心理学者である著者が承諾の心理を研究対象とし、人が要請を受け入れる心理的原理を「影響力の武器」と名付けて、様々な承諾誘導のテクニックや考察を一冊にまとめた本。世界中でロングセラーの社会心理学の名著。
ハイパワー・マーケティング
全米で「マーケティング・バイブル」と称賛される世界的ベストセラーの本書。
「マーケティングを使ってビジネスをどのように大きくしていくのか」について書かれています。「ビジネス=顧客数×購入頻度×商品単価」。本書では売上を伸ばすためにどの項目の数値を伸ばしていくか。
ジョブ理論
「顧客は商品を買おうとしているのではなく、ジョブを片付けようとしている。」
マーケティングにおいて消費者理解は必須です。顧客のインサイトを理解する上で、顧客はどんなジョブを片付けたいのか。プロダクトファーストではなく、消費者視点を持つために必読の本です。
たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング
P&G、ロート製薬、スマートニュースで活躍された西口氏の著書。
著者の西口氏が確立したフレームワークの理論と実践を学ぶことができます。
2つのフレームワーク「顧客ピラミッド」と「9セグマップ」を通じて、ターゲットとすべき全顧客を可視化・定量化し、具体的な戦い方を導き出す手法についてまとめられています。
マーケティング参謀
数々のグローバル企業で、マーケティングのトップ、経営者として活躍してきた土居氏がこれから必要とされるマーケティングの考え方、実践方法を紹介。
土居氏は「マーケティング」という言葉を「商売そのもの」といった意味で用いており、宣伝や営業にとどまらない経営を実践してきた著者の生の話が書かれています。
ブランディング、ブランドマーケティングに役立つおすすめ本
デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルールブランディングの基本
ブランディングの全体像を豊富な図解をもとに体系的に理解することが出来る、ブランド戦略の入門書的1冊。ブランディング初学者から実務経験者まで活用することができます。
ブランディング22の法則
「マーケティングとはブランディングである。」マーケティングにまつわる22の法則を事例を交えながら紹介。ブランドマーケティングの古典的名著。
ブランディングにおける注意点がコンパクトに、「22の法則」としてまとまっています。いつでも手元に置いておきたい1冊。
ストーリーとしての競争戦略
Whyからはじめよ!
ブランド再生工場
企業を高めるブランド戦略
現代のブランドは企業の「資産」である。それを育て上げ、競争優位と顧客の信頼を得るには何が必要か?ブランドは優れた企業経営の結果ではなく、意図的に育てていかなければいけないということを教えてくれる。ブランド戦略について体系的に学べる1冊。
奈落の底から這い上がるブランド再生ストーリー
WEBマーケティング&デジタルマーケティングに役立つおすすめ本
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−
Webマーケティングの教科書としてとても有名な本です。とっつきにくいイメージのあるWebマーケティングをストーリー仕立てで学ぶことができます。
コンテンツマーケティング、SEO、SNSなどについて詳しく書かれており、デジタルマーケティング系部署の方、個人でブログなどを運営されている方にこそおすすめの1冊です。
沈黙のWebライティング
デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法
データドリブンマーケティング
僕らはSNSでモノを買う
SNSが登場してから私達の行動様式も昔と比べ大きく変わりました。SNSによって、誰もがメディアになり、誰もがコンテンツの作り手になれるいま、ユーザーが作ったコンテンツ(口コミ)こそがモノが売れない今の時代には重要
会話形式で書かれており読みやすい本です。ブロガーやライターなどマーケティング以外の仕事をしている人にもおすすめの本。
デジタルマーケティング 成功に導く10の定石: 電通デジタルのトップマーケッターが教える 簡単に分かる売れ続ける仕組みをつくるツボ
いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り
マーケティングのおすすめ本【ケーススタディ編】
『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書
実戦 顧客倍増マーケティング戦略
まとめ:マーケティングにおすすめの良書
いかがでしたでしょうか。
マーケティングは学べば学ぶほど、奥が深いと私も日々の業務を通じて感じます。
今回は私自身が実際に読んだことのあるマーケティングにおすすめの役立つ良書を紹介してきました。
今回、紹介した本はどれも名著と呼ばれる本ばかりです。
ぜひ気になった書籍を手に取ってマーケティング勉強の参考にしてみてください!