事業会社と受託会社・コンサル会社の違いについて

ビジネスハック
スポンサーリンク

ちょうど転職を1月からする予定で、自身のキャリアについて色々と考えていました。

その時に、事業会社と受託会社(制作会社など)・コンサル会社の違いを調査しており、
ある程度webやリアルでのヒアリング(事業会社の人数名、受託・コンサル系の人数名、両方経験した人数名)も含めて情報が集まってきたので、キャリアを考えているかたの参考になればと思い、違いについてまとめておきます。

事業会社と受託会社・コンサル会社ごとの違いが書かれている記事はwebを漁っていくと多いのですが、
割とどちらかに片寄っている内容で客観的に書いてある記事は少ないと感じました。

例えば転職活動している人などの参考になればと思い、
可能な限り客観的に違いをまとめてみました。
(それでも、おそらく一部主観的な内容書いてあると思いますがご了承ください)

追記:
「この分野で事業をやりたい」という強い興味がある事業領域がある方は、
ぜひ受託・コンサル業ではなく、自社事業の会社にいってください。
(転職して数ヶ月経って、痛感しております笑)

スポンサーリンク

事業会社と受託会社・コンサル会社の違い

事業会社と受託会社・コンサル会社の違いについて、一般論としてまとめると以下のようになるかと思います。
ちなみに、あくまで「一般的な違い」をまとめており、当然ですが企業毎に違いはありますのでご注意ください。

項目 事業会社 コンサル会社
コミット対象 事業成果にコミット(P/L責任) クライアントの期待・QCDにコミット
身につく能力 KPI管理、施策企画、決断力 技術力、知識、提案力
次のキャリア 事業会社内でのステップアップ コンサル会社、受託会社内でのステップアップ
俯瞰する期間 中期〜長期 短期〜中期
業務の対象 主に1企業、1プロダクト 主に複数企業、複数プロダクト
デメリット 特定業種、特定サービスのみに詳しくなる 受託会社から事業会社への転職は色々苦労を伴う

事業会社と受託・コンサル会社の最も大きな違い

個人的に最も大きな違いとして感じたのは、

  • 事業会社⇒事業成果(P/L・KPI等)にコミットするため、手段(専門知識・専門技術)よりも成果を重視する
  • 受託会社・コンサル会社⇒クライアントの期待(専門知識・専門技術)にコミットするため、事業成果(P/L・KPI等)を上げる事よりは手段の面で成長がしやすい

が最も大きな違いかなと思います。

なので、
「よりビジネス視点を身に着けたい」のであれば、事業会社を。
「より技術・知識を極めたい」のであれば、受託会社・コンサル会社を。
選択するのがキャリアとしては正解なのかなと思います。

ちなみに自分は現在ビジネスモデルとしては受託会社ですが、
本社勤務で企画・マーケティングをやっているためどちらかと言うと事業会社寄りです。

実体験として感じるのは、当初は「SEOやLPO、HTML、サーバー等のwebの知識・スキルが重要なんだ!」と思っていたところ、経営層はそこには興味なくて、「webを通じて成果を出せるのか?」というところを追求されて衝撃を受けました。

SEOとかってあくまで「事業成長のための手段」でしかなくて、
当然、知らないよりは詳しい方が良いのですが、「そもそもSEOやるべきなんだっけ?(何の施策に投資すべきなの?)」が1番重要であると痛感させられました。

受託系から転職して来た人も多数いましたが、
やはり多くの方が技術・知識=成果だと考えていて、
事業会社の価値観(技術や知識はあくまで手段であって目的は事業成長である)に合わせるのに苦労されている方もいた印象です。

念のためもう一度書きますが、当然全ての企業にあてはまる理屈ではなく、事業会社でも駒として働かされるケースもあれば、受託・コンサル会社でも下請け的に扱われて技術が身につかないケースも山ほどあると思っています。

※キャリア立案において参考になった書籍※

コメント

タイトルとURLをコピーしました