問題の定義こそ一番重要ではないかという話

最終更新日

ここ最近更新が滞っておりましたが、プロダクトマネージャーとして日々頑張っております。(おかげさまで、以前は完全に見習いでしたが、現在では、ちゃんとプロダクトマネージャーとして社内でも認識されるようになりました^^)
この1年ほどで様々なインプットやアウトプットをしましたが、その中でも最も重要だと思った点の1つを今日は書きたいと思います。
イシューからはじめよ』や『リーン・スタートアップ』などでもよく語られているトピックですが、個人の理解も兼ねてアウトプットします。2年ほど前に書いた「優れた事業計画プレゼンの構成や共通点について」にも通ずることも多いと思います。(ピッチ冒頭の”現状の課題”について共感してもらえないと、その後のソリューションの話は一切聞いてもらえないところなど)

問題の定義 >>> ソリューションの定義

結論から書くと、「問題の定義(問題の見極め)」こそが最も重要であり、ここを外すと、それ以降のすべてのアクションをどれだけ頑張っても成果につながらないということを常に意識したいです。むしろ、問題さえ見誤らなければ、その問題は80%は解決したも同然だと各書でも語られています。

私なりに解釈を加えると、問題の定義(解決すべき課題)さえ決まってしまえば、あとは日本が得意なPDCAやカイゼンのサイクルを回していくことで、必ず成果を掴むことができるとさえ考えています。
極端な例をあげると、とあるお菓子メーカーがビジネスマン向けのお菓子が売れないという場合に、商品企画部やデザイン部が頑張って、そのお菓子のパッケージを変えたり、味を複数増やしたり、キャラクターを開発したり、施策はいくらでも上がってきます。ただ、そもそもビジネスマンがターゲットなのに、彼/彼女らが気軽に買いやすいコンビニで売られてなかったとしたら?商品自体に問題があるというよりは、販路・チャネルに問題がある可能性が高いです。とすると、施策としては商品へのテコ入れではなく、チャネル開拓のための営業活動を強化しないと一切問題解決につながらないですよね。
ちょっと極端すぎる例かもしれませんが、実際にぼくの会社でも似たようなことが頻繁に起こります。某ゲームアプリの課金ユーザーを増やさなきゃいけないのに、施策ベースで「◯◯に広告を打とう」とか「ASO対策こそが重要だ」とか施策ありきの解決策になってしまうことがよくあります。そもそもの問題は認知度が不足しているからであれば有効ですが、本当にそうなんでしょうか?金を湯水のように使う前に、もっと頭を使って検証すべき事項がたくさんあるように思ったことも何度もあります。

マネージャー = 課題をマネジメントする人

新規事業やプロダクトマネジメントに限らず、あらゆる問題解決において、「そもそもの課題定義・問題提議が間違っていたら、どれだけ解決策を必死に実行しても成果はでない」というのは通ずると思います。
プロダクトマネージャーは、しばしば「プロダクトではなくて、課題をマネジメントする役割だ」と言われますが、プロダクトマネージャーに限らず、マネージャー全体に言えることではないでしょうか。
この人手不足なご時世の中で、余計なことをする時間やリソースは、ほとんどの企業には無いはずです。マネージャーの仕事は、目標達成のために何が最も重要なのか?を考えて、そこにチームの意識と行動を向かわせることだと思います。
例えば、あなたが営業マネージャーだったとして、売上が伸びずに頭を抱えてたとします。その際に、「営業は数打つしか無い!とにかく毎日300荷電せよ!」という号令を掛けても、全く成果に貢献しないケースがあると思います。なぜなら、「売上が上がらない」という問題を分解していくと、そもそも荷電数が足りないのではなく、荷電からのアポ率だったり、アポからの受注率が足りていない可能性もあるためです。そこの課題の見極めがずれると、どれだけチームメンバーが全力で仕事取り組んでも、成果には繋がりません。
優秀なマネージャーは、適切に課題を捉えて、きちんとチームメンバーが納得できるように説明し、チームをその課題にフォーカスさせる人だと思います。もっというと、解決方法やアクションについては細かくマネジメントする必要はなく、メンバーの自主性に任せたほうがよいと思っています。

さいごに

以上、自戒も込めて、課題にフォーカスすることの重要性について書いてみました。自分もまだまだ解決策ありきで考えてしまうこともありますが、少しずつ減らして、ちゃんとイシュードリブンで仕事を進められる人間になっていきたいと思います。
ちなみに、今日書いた問題発見や課題定義などについて詳細が書かれている本はこちらがおすすめです。

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