【ビジネスモデル】リボンモデル(リボン図)は全てのプラットフォームビジネスの事業基盤

事業開発・企画
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先日、某プラットフォーム事業会社の方とお話し、
リボンモデル(リボン図)」というビジネスを構造的に捉える考え方があるという事を知りました。

よくマーケターが描くマーケティングファネル図と一部近いところもありますが、
リボンモデル・リボン図というビジネスモデル自体は初めて知りましたので、勉強も兼ねて意味やポイントをまとめました。

しかし、リボンモデルについて色々調べてみるとよく出来ているビジネスモデルだな〜と感心させられました。
企画やマーケターという仕事柄、構造化や図解をすることが多いので、1つのフレームワークとして覚えておこうと思います。ちなみにリクルートのすべての事業ではこのリボンモデルのビジネスモデルを軸に作られています。リボンモデルを軸としたビジネスモデル自体はプラットフォームビジネスにおいては事業基盤になります。

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ビジネスモデルとは

最初に「ビジネスモデル」について紹介します。
ビジネスモデルとは一言でいうと事業として継続的に売上、利益を生み出し続ける仕組みのことです。

最近話題のD2C事業も実は店舗事業、物販ビジネスです。お店が商品を企画、開発、製造し、その商品を顧客に購入してもらい、対価としてお金をいただくモデル。 店舗事業は基本的にこの物販モデルと言えるでしょう。

どんなビジネスでもビジネスモデルとして仕組み化され、存在します。
日常で自分の生活の周りのビジネスの収益、ビジネスモデルを考えながら過ごすのが個人的には好きです。笑

リボンモデル(リボン図)とは

リボンモデルとは、リクルート社のビジネスモデルを説明する時によく取り扱われる図ですが、
一言でいうと「供給側のファネルと需要側のファネルをマッチングするマッチングするまでの全体像を示した図」ですね。

全体像の絵がリボンのように見えることから、リボンモデルと呼ばれているようです。

ちなみにリクルートでは新人から役員までこの図を完璧に理解しており、
思考のフレームワークとして頭に入っているようです。

▼リボンモデルの図

リボンモデル1

リボンモデルはサービス運営の地図・海図

リボンモデルは新規事業のサービス設計をしたり、既存ビジネスの全体像を俯瞰する事はもちろん、
事業成長するためのボトルネックを分析したり、施策を立案したり、リボンの結び目(マッチング・収益)をどのように最大化させるか?の議論の土台にする等、様々な場面で活用することができる「サービス運営の地図・海図」のようなものです。

ビジネスモデルキャンバスや、カスタマージャーニーマップ、マーケティングファネル図などのツールと同様に全体俯瞰しつつ、いろいろな利用用途で活用できるツールと近いイメージですね。

上記の様に、リクルートのビジネス以外にも様々なプラットフォームビジネスを設計したり説明することも可能なモデルであることをご理解頂けたかと思います。

リボンモデルの事例

ここまでで、リボンモデルとは?という意味や定義について確認してきました。
次にリボンモデルの事例を実際のいくつかのビジネスに当てはめて、見ていきましょう。

最初に述べた様に、リボンモデルの定義(筆者作)は、「供給側のファネルと需要側のファネルをマッチングするマッチングするまでの全体像を示した図」です。

これはつまり、マッチングビジネスの全てに当てはめる事が(おそらく)できるため、
事例としてはwebサービスに限らず色々なビジネスで説明できそうです。(婚活サービスも恐らく、同じですよね)

リクルート

これは言わずもがな、リクルートの各種サービスはリボンモデルで説明が可能です。
例えば、ホットペッパービューティーのビジネスは、供給側(企業=集客したい美容院)と需要側(ユーザー=紙を切りたい人)のリボンですね。

▼ホットペッパービューティーのリボンモデル

リボンモデル2

Amazon、楽天(ECサイト)

他の事例としては、Amazonや楽天などのECサイト事業者もリボンモデルで説明できますね。
ECサイトは、供給側(企業=商品を売りたい事業主)と需要側(ユーザー=商品をを買いたい人)のリボン同士を結びつけています。

▼ECサイトのリボンモデル

リボンモデル3

Uber、Airbnb(シェアリングサービス)

次に、最近流行しているシェアリングサービスですが、これもリクルート等と同様で需要側と供給側を繋ぐサービスなのでリボンモデルで説明が可能です。
例えば、Airbnbについては、供給側(貸し手=家を貸したい人)と需要側(借り手=家を借りたい人)をAirbnbというプラットフォーム上でマッチングするサービスですので、リボンの図で説明できますね。

▼シェアリングサービス(Airbnb)のリボンモデル

リボンモデル4

Apple Store、Google Play(アプリストア)

最後に、Apple StoreやGoogle Play等のアプリストアはどうでしょうか?
こちらも需要側と供給側をマッチングしているため、リボンモデルで説明可能です。

つまり、アプリストアの構造は、供給側(アプリ開発者=アプリを使って貰いたい人)と需要側(ユーザー=アプリを使いたい人)をマッチングするというモデルとなっております。

▼アプリストアのリボンモデル

リボンモデル5

最後に

この記事では、
● リボンモデル・リボン図とは(定義)
● 実際の企業に当てはめた事例
を紹介してきました。

最後に、今回のリボンモデルに限らずプラットフォームビジネスやリクルートの考えに触れられる参考書籍をいくつか紹介します。

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