コロナ禍になってから、最近は映画をたくさん見ています。名作と呼ばれる作品でも、まだまだ見ていないものがたくさんあって、どれから見ようか迷ってしまいますね。
さて、数ある名作の中でも、映画ファンから評価の高い作品があります。
それが、【ショーシャンクの空に】。
映画通の友人からオススメされてみたのですが、本当に見てよかったです。
それでは、あらすじの紹介から行ってみましょう!
あらすじ紹介
タイトルにある「ショーシャンク」は刑務所の名前で、鬼刑務官とその上司の所長がいます。
主人公のアンディは大手銀行の副頭取というエリートでしたが、冤罪によりショーシャンク刑務所に投獄されました。
ベテランの囚人レッドと意気投合しつつ、彼のファイナンスの知識を買われて刑務官たちにも一目置かれるようになりますが、そこは劣悪なショーシャンク刑務所。
囚人たち自身よりも、刑務官や看守の方が腐敗していました。
アンディが所長の汚職に対して比較的積極的に貢献しているように見えたのも(命じられていたとはいえ)、罠。
そんな逆境の中でもアンディは怯まず、希望を持って活動し、周囲の雰囲気を変えていきます。
全ての伏線は最後に爽快に回収され、美しいエンディングに心打たれました。
見どころと感想
逆境の主人公、アンディについて
劇中で描かれる主人公のアンディという人物を一言で言えば、希望を計画的に実現した男、と言えると思います。
彼とレッドが獄中で話していたのは、過酷な環境への愚痴ではなく、終身刑になった彼らが仮出所後になにをしたいか、という希望についてでした。
ただし仮出所が許可されるために受ける審査は厳しく、レッドは審査に落ち続けています。仮出所への期待はほぼ、なくなっていたでしょう。
パシフィックオーシャンに面したメキシコの町でホテルを開業したいと語るアンディに目を細めながらも、レッドは「希望は危険だ」という意味のことを口にします。
結果的にアンディは希望を計画的に実現するのですが、
この物語を単純に「希望を持ち続ける大切さ」だとか「悪は必ず滅びる」といった教訓を得て終わるには少し惜しい気がします。
希望は必ず報われるとは限りませんし、悪は必ず滅びるとも限らないのが現実です。
実際、劇中でもアンディの教え子が悲惨な目に遭っていますし、「施設慣れ」してしまった老人が不遇な最期を遂げています。
それでも本作が映画史上のみならず、多くの人の記憶に燦然と輝くのはなぜでしょうか。
破滅的な状況下に置かれながらも、不器用なりに仲間を尊重する彼らを愛おしく感じ、私たちが感情を移入してしまうからだと思います。
「施設慣れ」してしまった老人ブルックスについて
ブルックスは仮出所することはできたのですが、あまりにもショーシャンク刑務所の中に長くいたがために、外の世界で生きていくことが出来ませんでした。
それを予見していたために、刑務所から出所したくないと語っていたのですが、出所後にどうしようもなくなってしまった彼は、ホテルの部屋の柱に名前を掘り、自ら命を絶ちました。
あまりに切ないこのシーン。近い境遇の人が実在することを想像すると、胸が詰まります。
やがて、レッドが仮出所を許されて町に出た時に宿泊したホテルの部屋が、偶然にも前述の老人、ブルックスが宿泊していた部屋でした。
老人が自分の名前を書き残した横に、レッドは名前を並べて掘りました。
レッドなりに、老人を尊重したように思えました。
個人的に、劇中で最も印象に残っているシーンです。
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