新卒でベンチャー企業に行って感じたメリット・デメリット〜vol2.実際のところどうなのか編〜

最終更新日

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先日公開した新卒でベンチャー企業に入社して感じたメリット・デメリット〜vol1.とんでもない経験編〜では、
新卒で社員10数名のベンチャー企業に入社し、約4年ほどで100名規模まで成長した企業にいた自分が1年目〜5年目までに経験できた仕事について紹介しました。

vol2である今回は、それらの経験も踏まえて、
新卒でベンチャー企業に就職することのメリット・デメリットについて紹介したいと思います!

前記事にも記載しましたが、「あくまでぼくが感じたメリット・デメリットの紹介」ですので、
参考情報程度にとどめていただき、
最終的にはご自身のキャリアに対しての意思決定は自分で行うようにしてくださいね!

それでは、早速本題に入りましょう!

 

新卒でベンチャーに入社するメリット

まず前提として僕がいた会社は”ベンチャー”というより”スタートアップ”企業で、
「急成長を目指し、IPO or Exitを目指している会社」でした。

そんな会社に入社するメリットを紹介していきたいと思います。

ズバ抜けて優秀な先輩や役員が何人かいる

まず、間違いなく言えることとして、社員十数名でIPOやEXITを目指す組織には
「ずば抜けて優秀で経験豊富な先輩・役員が何人かいる」
というメリットがあります。

ただでさえ厳しいスタートアップ業界に身をおいて、
決してラクでは無い道を選択した百戦錬磨の先輩方が数名いました。

そういった優秀な人というのは大企業にいるとマネージャーや役員クラスになるので、
普通は一緒に仕事をすることはできません。

しかし、小規模なベンチャー企業に入社すると、嫌でも近くで仕事をすることになるので、
社会人一年目からそういった方々と凄く近い距離で仕事をできるのは間違いなくメリットであると思っています。

仕事の裁量権がありえないほど大きい

2点目のメリットとしては、「仕事の裁量権がありえないほど大きい」ことです。
こちらは前回の記事に詳細は記載しましたが、間違いなく圧倒的な裁量で、普通の会社では出来ない経験ができたと思います。

新卒でベンチャー企業に入社して感じたメリット・デメリット〜vol1.とんでもない経験編〜 – Don’t Think ACT!

いくら優秀な先輩方とはいえ、1日に使える時間は同じ24時間です。
あまりにも業務量が多いため、普通の会社では下っ端業務しかできないところを、
いきなり責任者として様々な業務に関わることが出来る。

それが新卒からベンチャー企業に入社する醍醐味だと思います。

実際、ぼくは5年目に転職活動をしましたが、
どの会社の面接に行っても「凄い経験をされていますね」
と言われることがほとんどでした。

よく「圧倒的な経験と成長が可能です!」
みたいな採用文句を言ってくる会社がありますが、
これはあながち間違っていなかったと思います。

もちろん、全てのベンチャー企業がそういうわけでは無く、
自分はたまたま良い会社に巡り会えたと思っているので、
可能な限り入社承諾前に何度も面談させていただき、入念に確認することをオススメします。

大企業に行った同期と比較して会社経営や経済に関する幅広い知見は持てる

ぼくの場合は、新卒3,4, 5年目で、マーケティング戦略は当然ながら、経営戦略、新規事業立ち上げ、人事評価制度づくり、、、
などなど会社において重要な業務に深く携わることができました。

もちろん、社内にナレッジは無く、自分にも知識や経験が無いので、
非常に苦労はしましたが、「アウトプット先がある」というのは20代成長環境としては最適だったなあと思います。

というのも、アウトプットを前提としたインプットが成長には必要不可欠だと思っていて、
座学で学んだ経営や新規事業に関することを、
翌日実際に仕事で試す(アウトプットする)ことができたのは、
今思えば非常に効率的だったなあと思います。

そうした面でも
1.「難易度が高い仕事」が大量に潜んでおり
2.かつ、「その仕事を自分が担当できる」
という環境がある点で、ベンチャー企業にはメリットがあると思います。

ちなみに、ベンチャー企業に行くと抜けがちな「仕事の基本」「ビジネスマナー」などは、
以下の書籍でインプットすることで補っていました。



成果を出しやすい

最後に、ベンチャー企業に入社したメリットとしては、
「成果を出しやすいこと」が挙げられると思います。

つまり、そもそも急成長する会社の中にいて、
しかも規模が小さいため、少し頑張れば、「○○%成長させた」という実績を
すぐにつくることが出来ます。

大企業の中で+5%成長だとまずまずですが、
ベンチャー企業ではそもそも何もしてない状態からのスタートがほとんどなので、
ちょっとセオリーを学んで実践すれば、たいていの場合は成果がでます。

これは転職活動のときに履歴書にかけることが増えたという点で、メリットがあったと思っています。



新卒でベンチャーに入社するデメリット

これまでは、ベンチャー企業に新卒入社をするメリットを紹介してきました。
一方で、当然ながら良いことばかりではありません。

このあとはデメリットについて、紹介していきたいと思います。

実は優秀じゃない人もゴロゴロいる

メリットの部分で、「優秀な先輩や役員と距離が近い」と記載しましたが、
実は優秀じゃない人もゴロゴロいます。

なぜなら、給料も安く、ブランドも無く、先行きも不透明なベンチャー企業に入社せず、
そもそも大企業に入社したほうが良いと考える人が多いため、
採用難易度が格段に高いからです。

つまり、「優秀な人を採用できる確率が相対的に厳しい」
と言うことです。

それでも会社の急成長を支えるために、
最低限オペレーションを担当する人員数は確保する必要があるため、
採用基準を下げて採用せざるを得ない場合があるのです。

裏を返すと、
そうした表からは見えない”成長の圧力”のようなものを感じながら、
日々の経営や採用活動をやっていく経験というのはかけがえのないものなので、
メリットとも言えるのですが^^;

給料は大企業と比較して低い

ベンチャー企業に行くデメリットの2点目は、お金(給料)です。
基本的に赤字経営だったり、投資家から出資いただいた資金をベースに経営をしているので、
大企業と比較してボーナスが出しづらかったり、高給は出ししづらいなどの制約がありました。

おそらく年収で換算すると、
100万円/年以上は差がついていたと思います。

5年で換算すると500万円以上の差なので、
非常に大きいですね^^;

自分の場合は、
「目先の100万より、将来の1,000万円」
という思考で学生の頃から考えていたので、そこまで年収について不満はありませんでしたが、
ベンチャー企業に入社した友人が大企業と比較して「給料が低すぎる」と嘆いていたので、
やはり短期的目線で相対的に考えると待遇は非常に悪いと言わざるをえません。

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休日出勤あたりまえ、精神的にも結構辛いことが多い

新卒でベンチャー企業に入社するデメリットの3つめとしては、労働環境の悪さです。

これも給料と同じく、そもそもぼくは当てにしていなかったので特に気になってませんが、
大企業と比べると、労働環境は非常に悪いですね。

普通に月100時間残業は超えますし、
何より残業代はほとんど出なかったので^^;

プロジェクト的に期間限定でくそ忙しいとかなら特に問題ないと思うのですが、
プロジェクトとか関係なく、常に忙しい感じです。
(ここに関しては、IPOを目指していく中で徐々に改善されていきましたけど、それでも労働環境は良いとは言えませんでしたね)

5年の間で、長期休暇はあって3連休が2,3回程度、
年末年始、お盆もほとんど休みは取れませんでした。
※実家にPC持ち帰って仕事するのは良いほうで、そもそも時間無くて帰れないことがほとんどでした^^;

こういう働き方は、当時は「仕事だから!」と思っていましたが、
今思えば「さすがにマズかったな」と思っています…。

裁量は「広い」ものの、「深い」経験は付けづらい

最後に紹介するデメリットとしては、
経験の深さについてです。

これまでに、「裁量が広く、20代では到底経験できないような仕事を経験できた」
と記載してきましたが、当然、その密度は薄くなってしまいます。

何も知らない状態で仕事が振ってきて、
(忙しくて相談できないなどの理由により)相談する相手もおらず、
本やセミナーで知識を仕入れ、次の日にアウトプットする、
そして次のタスクが振ってくるので、また知識を仕入れてアウトプット…
を繰り返していたためです。

そのため、1つ1つの仕事に対して、
深く考えたり、きちんとCheck(振り返り)をしてAction(改善)するというPDCAサイクルが
どうしてもおろそかになってしまいます。

参考:「経験から学ぶ」、「上達する」、ことに関する名著たち




一時期、流すように仕事をしていた時があり、
先輩から、厳しくも優しい一言をもらったことがあります。

「今みたいに、1つ1つを深く根本的に理解しないまま仕事をしていると、30代で何もできない君になっちゃうよ」
「今はまだ20代だから良いけど、今のやりかたで30代になったら本当に使えない君になっちゃうと」

と。

さすがにその時は焦りましたね。

自分でも薄々感づいていましたが、
さすがに独学の限界を感じたのがこの時です。

そして、大企業に行った現在、
「深い経験ができる」と実感できています。

やはり1つ1つの業務に対して、
きちんとインプット→アウトプット→振り返り→次なるインプット→アウトプット…
とサイクルを着実にまわしていけるので、より深い部分を理解できているような気がしています。

まとめ

実際に大学卒業して、新卒でベンチャー企業に入社した自分の経験をふまえて、
新卒でベンチャー企業に入社するという選択のメリット・デメリットを紹介してきました。

ぜひ、本記事の内容を参考にして、
今後のキャリア形成にお役立ていただけたら幸甚です^^

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