新卒でベンチャー企業に入社して感じたメリット・デメリット〜vol1.とんでもない経験編〜

最終更新日

就職活動中の学生とたまたま話す機会があり、
「ベンチャー企業に行くべきか、大企業に行くか、自分のキャリアに迷っています」という相談を受けました。

今回は新卒で社員10数名のベンチャー企業に入社し、
約4年ほどで100名規模まで成長した企業にいたのですが、
その会社の中である程度コアなポジション(経営周り、新規事業、マーケティング全般)を経験させてもらった自分の体験を踏まえて、
新卒としてベンチャー企業に入るメリットやデメリットを紹介していきたいと思います。

ちなみに、先に結論を話してしまうと、ぼくの場合は、
「新卒でベンチャー企業に入社した選択は95%は正しかった」
と思っています。

一方で、大企業に新卒で入社した友達の話を聞いて羨ましいと思うケースも(たまに)あったので、
「大企業に行っても良かった(かも)なあ」
と思うことも5%ぐらいはある、といった形です。

ちなみに、本稿は当初1記事に収める予定でしたが、
ベンチャー企業に新卒で入って約5年間で経験したことを書いていったら想定以上に長くなりすぎてしまったので、2記事に分割しました(汗)

(2018/7/29追記)Vol2を公開しました!

新卒でベンチャー企業に行って感じたメリット・デメリット〜vol2.実際のところどうなのか編〜 – Don’t Think ACT!

 

事前に認識しておいてほしいこと

まず、キャリアを考える上で事前に知っておいてほしいことを2点お話します。

その1:自分自信でキャリアの意思決定をしてください

まず、前提として伝えておきたいこととしては、
「最終的に、ベンチャー企業か大企業か、はあなた自信が決めるべきイシューである」
ということです。

両方を経験したからこそ話せる実体験を、
ぼくからも情報提供をすることはできます。
但し、あくまでも「参考情報」として捉えていただき、
いろんな人の話を聞いて、比較検討した上で、”自分で意思決定”をしてくださいね。

そうしないと、
「あの人に言われたから、ベンチャー(または大企業)に入社した。もし大企業(またはベンチャー)に行っていたら自分はもっと…」
のように他責になってしまう場合があるからです。

実際にぼくの友人で大企業に行った人もそのようなことを言って、言い訳をしていました。

「こんなはずでは無かった・・・」と後で後悔しないために、
自分の意思で大企業に入社するか、ベンチャー企業に入社するかを決めてください。

その2:ベンチャー担当者はポジショントークで口説いてくる

事前に認識してほしいことの2点目として、就職活動中の学生さんには、
採用説明会などで社長や人事が話してくることは「採用側のポジショントーク」である
ということを認識しておいた方が良いです。

例えば、ベンチャー企業の場合はこういうことがよくあります。

ベンチャー企業説明会や逆求人イベントに参加する時に必ず言われるのが
「大企業よりも圧倒的に成長できます!」という謳い文句。

これについては、本当にそうなのか?をマジでしっかりと見極めてください。

よくよく具体的に話を聞いてみると、
大企業で仕事をした経験の無い人が「大企業よりも成長できます」と言っている企業が多いので。

実際に体験したことの無い人が堂々と「大企業にいる人材はオワッテル」的なディスっているケースが多いのですが、
自分も学生の時は「お前、大企業で働いたことなくね?」と思っていました。

もちろん、必ずしもそういったベンチャーばかりではないのですが、
成長企業に見えて、実はイケてない人が多いというのはよくあることだと、
実際に働いている何社かの友人が言ってましたので、そのあたりは注意してくださいね。
自分の場合は、社長や役員とは事前に全員と面談させてしっかりと確認して入社しました。

もちろん、裏を返すと、大企業の採用説明会で言われることもポジショントークなので、
やはり前述のように、「自分で情報を収集し、最終的にはきちんと比較検討した上で、キャリアの意思決定を行う」ことを心がけてください。

自分の経験できたこと

それでは、具体的に自分が社員10数名のベンチャー企業に入社してからどのような仕事に携わることができたのか?をご紹介します。

あくまでも自分のケースですので、
ベンチャー企業に入社すれば必ずこの経験ができるというわけではありませんので、そこはご注意ください。

ちなみに、結論的には「これだけの裁量を持って仕事できたことは非常に”ラッキー”だった」と思っております。

1年目から(実質的な)マーケティング責任者になれた

初年度はwebメディアや自社サイトなどを含めたwebマーケティング全般をやりつつ、
BtoB業界でしたので、展示会やセミナーなどのオーソドックスな手法はもちろんのこと、
マーケティングオートメーションツールの導入なども自分がプロジェクトリーダーとして携わりました。

また、マーケティング部門が営業部門と近い組織だったので、
営業戦略と連動したマーケティング戦略を考える必要があり、
年間のマーケティング戦略策定などを含めた計画業務も自分主導で行いました。

ベンチャーあるあるですが、
部門内にマーケティング経験者はいたものの、webマーケティングが疎い人だったので
そこをサポートしている内になぜか自分が実質的な責任者になるという感じでした(笑)

これが、1年目です。





2年目で経営戦略に関わることになった

マーケティング施策がそこそこ上手くいって会社が右肩上がりに成長したのですが、
2年目からは経営戦略を策定するタスクフォースに入り、事業環境分析や自社分析などを含めた
経営戦略策定を行いました。

こちらももともとは社長直轄プロジェクトで、担当役員がいたのですが、
右も左もわからないままとりあえず食らいついて経営戦略策定のサポートをしていました。

しかし、こちらもベンチャー企業あるあるですが、
担当役員の方が急遽退職することとなってしまい、
なぜか2年目の私が全社の経営戦略を策定するプロジェクトリーダー的な立場で推進する形となりました(笑)

「さすがに2年目にやらせるとか無茶ぶりにも程があるわ!」
と当時は思っていましたが、今思えば、ここで残業どころか土日祝日も関係なく仕事に明け暮れた経験が相当今に活きている気がします。





3年目で新規事業を担当できた

無事に経営戦略策定が終わった後、新卒入社して3年目の話です。

昨年策定した経営計画書に「事業環境の変化に備え、新規事業を立ち上げる」という課題を設定していました。

しかし実行に移すときに問題が出てきました。

新規事業を立ち上げるにしても、給料が安いので経験者を外部から採用はできません。
そして、社内異動するにしてもマネジメント層は既存事業部の成長で手一杯の状態です。

もうお気づきかと思いますが(笑)、
給料がそこそこ安くて、そこそこ全社戦略を理解していて、
そこそこ社内人脈を構築出来ており横連携も取りやすい人物(つまりぼくですね汗)に白羽の矢が立つわけです。(笑)

もともとスタートアップをやりたいと思っていたので、
「これはチャンスだ!」と思ってましたが、3年目で新規事業担当することになりました。








4年目・5年目で再び経営戦略プロジェクトチームへ

新規事業開発では、リーンスタートアップのアプローチを採用しており、
MVPが出来ており、顧客の課題に対してのソリューションの検証を行っていた、
いわゆるPSF(プロブレム・ソリューション・フィット)のフェーズです。

新規事業開発をはじめて半年〜1年ほど経過し、
PSFが検証できてきて、いざ本番開発!と勢いづいていた入社4年目のある日、
経営計画のブラッシュアップを行うプロジェクトが発足しました。

「開発〜PMFまでのフェーズは経験者採用するから、こっちやって」
という号令がかかって、またまた経営計画の検証及び改定プロジェクトに任命されることになりました(笑)

そして、事業進捗の確認をしつつ、変化した外部環境・内部環境の状況を分析して、経営計画書Ver2を策定しなおしました。





ある程度プロジェクトが落ち着き、いわゆる経営管理業務にこなれて来たタイミングで、
「もうちょっと大きな予算規模で事業戦略づくりや新規事業をやりたいなぁ」
と思うようになり、退職をしたという感じです。

以上のように、ベンチャー企業に新卒入社した結果、
大企業ではとても経験できないようなことを経験させてもらえました。

全体的に言えることですが、
ベンチャー企業では常に人手不足、経験値不足という問題を抱えているため教える余力がありません。
そのため、大量の本を読んでセミナーに参加して必要な知識をインプットしていきました。
イメージ的には、何も知らない状態から仕事が振ってきて、そのために必要な知識を業務終了後にインプットする感じです。

こういった「身の丈以上すぎる仕事ができた」のは自分にとって大きな経験となりました。

ここまでで4,000文字弱…。
当初は1記事に収める予定でしたが、経験したことを書いていったら想定以上に長くなりすぎてしまったので、
2記事に分割しました(汗)

続きは、また改めて更新しますので、楽しみにお待ち下さい!

(2018/7/29追記)Vol2を公開しました!

新卒でベンチャー企業に行って感じたメリット・デメリット〜vol2.実際のところどうなのか編〜 – Don’t Think ACT!

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